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[4]土地との出会いにも縁がある
  • 2018年08月29日
  • 心と体にいい家を求めて
[4]土地との出会いにも縁がある
22年前の夏、両親と姉弟一家総出の旅行で、初めて父の田舎のお墓参りをしました。

そのあとの行き先を探していたときに、西野川、西野峠、西野温泉等西野尽くしの地名がある所に一度行ってみようという、いかにも夫らしい提案で、開田高原を訪れたることになったのです。

行ってみたら、思いがけず素晴らしい所で、二人ともすっかり気に入ってしまいました。

最初の訪問から一ヶ月程経ったある日、新聞に長野県地域開発公団の“開田高原保健休養地最終分譲”の案内をみつけ、様子を見に行くことにしました。

そのとき売り出されたのは13区画で、希望者が複数の区画は抽選をすることになっていました。

土地を買うつもりはなかったけれど、せっかく来たから参加してみようと一番よさそうな区画に応募しました。

結果は落選。

「今日は楽しかったね。」で一件落着の筈でした。

ところが、それから数日後、「当選した方が辞退したのでいかがですか?」という電話が掛かってきました。

はいもいいえも即答出来ず、数日待ってもらうことにして、次の休みの日にもう一度その土地を見に行きました。

その日はこれ以上ない程の快晴で、真っ青な空を背景に、御嶽山がくっきりと映え、風がさわやかで心地よく、「ここに住めたら最高!」という気分になりました。

夫はすぐ決断しましたが、私はかなり迷いました。

そこに家を建てられなかったら、土地の転売は難しいと思ったし、家を建てる余裕はまったくなかったからです。

でも、木にもたれて、その土地のエネルギ-を感じたとき、数秒で、長い時間瞑想したときのような深い静寂と穏やかさに満たされました。

私にとっては、それが決め手でした。

人との出会いと同じように、土地との出会いにも縁があると感じた出来事でした。


(写真は、先日の「リトリ-ト予祝パ-ティ」翌日の朝食風景です)


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